います。
auのキッズ携帯は1機種1プランで、大変シンプルです。
また、メッセージや通話機能、居場所通知機能や防犯ブザー機能など子どもに持たせたい機能が満載です。
しかし、携帯にはさまざまな機能があるからこそ、キッズケータイの機能を十分に活用するためには、機能を知って事前に必要な準備をすることが大切でしょう。
本記事ではキッズケータイの料金や注意点、困ったときに対処法などを解説。便利機能や設定したほうが良い事前の準備も紹介しているのでぜひ参考にしてください。
auのキッズケータイは1機種・1プランのみ
auのキッズケータイの機種はmamorino5という1種類のみの販売で、料金プランも1つとひじょうにシンプルなので、簡単に利用可能です。
また、キッズケータイは大人が設定する項目も多いのですが、わかりやすい機種なため設定がしやすいのもポイントです。
以下、キッズケータイの対応機種や料金プランをまとめました。
対応機種 | mimarino5 |
---|---|
料金プラン | ジュニア携帯プラン |
販売価格 | 17,424円 (24回分割払いの場合726円×24回) |
月額料金 | 2年定期契約の場合550円 定期契約ではない場合737円 |
次に、キッズケータイの機種、mamorino5の各種機能について解説していきます。
mamorino5の機能
auのキッズケータイは、mamorino5が最新機種です。
mamorino5は2019年に販売された機種で、居場所通知機能や防犯ブザー機能など、子どもを見守る機能が豊富に入っています。
次女のキッズケータイ契約してきました。mamorino5。長女のmamorino4より便利になってる! 家のWi-Fiを感知して帰宅通知出したり、本人が着信取らなくてもハンズフリーで繋げられたり、自動でマナーモードの時間帯設定できたり。かゆかったところに手が届いてる感じ
xから引用
mamorino5を購入したユーザーのツイートを見ると、かゆいところに手が届く使い勝手の良さが感じられます。
以下にmamorino5の機能をまとめました。
mamorino5の機能一覧
- GPSによる居場所通知機能
- 通話・メッセージの送受信
- 防犯ブザー
- 防水・防塵・耐衝撃機能
- 発着信・送受信制限
- au災害対策
- 安心ナビ(有料)
- ココセコム
それぞれの機能について、以降の項目で詳しく説明していきます。
GPSによる居場所通知機能
mamorino5はGPSが搭載されており、いつでも保護者がお持ちのスマートフォンから子どもの居場所を確認することができます。
この居場所通知機能はmamorinoシリーズでも、今回の機種で初めて搭載されました。
現在地だけでなく、連続居場所通知で5分・10分ごとにお子様の位置情報を把握することができるので、帰り道やどのあたりまで帰ってきているかも確認できます。
遅い時間になった場合や習い事から1人で帰ってくるときも、この機能があるので安心できます。
通話・メッセージの送受信
mamorino5は連絡先に登録した相手にだけ電話をかけることが出来ます。
また、受け付ける電話も連絡先に登録した相手だけに設定することが可能です。
この設定で、間違えて知らない人にかけてしまうことや、知らない人から電話がかかってくることがありません。
メッセージも同様で、登録した人同士のみでしかやり取りできないため、安心して子どもに持たせることが出来ます。
また、万が一子どもが保護者からの電話に出ないときは、子どもの居場所が記載されたSMSが自動で保護者に送信されます。
そのSMSの内容に従って操作をすると、通話の応答操作がなくても自動的に電話をつなげてハンズフリーで通話ができるので、周囲の音声が聞こえ危険なことがないか確認が可能です。
携帯のホーム画面に電話ボタンもメッセージボタンもあり、タップするだけで感覚的に操作できるため、子どもでも簡単に使うことが出来るでしょう。
防犯ブザー
mamorino5には防犯ブザーが付いています。
ストラップを引くかスライドスイッチを操作すると、約100dBの大音量ブザーが鳴り防犯ライトが点滅します。
100dBは電車が通過する時と同じくらいの音の大きさなので、周囲の人たちに確実にブザーの音が聞こえる大きさです。
また、防犯ブザーを鳴らすと保護者に通知が行きます。
防犯ブザーを引いた時にセコムが駆けつけてくれる「ココセコム」機能もあるので、より安心です。
ココセコムについては下記の項目で詳細に説明しています。
防水・防塵・耐衝撃機能
mamorino5は防水・防塵・耐衝撃機能がついており、携帯を乱暴に扱いがちな子どもが扱う場合でも安心して持たせられます。
衝撃・防水・防塵機能
防水(IPX5/IPX8)/防塵(IP5X)/
耐衝撃(MIL-STD-810G Method 516.7:Shock-Procedure IV)
Mamorino5は大人用のiPhoneと同等レベルの防水防塵を持っています。
また、耐衝撃性は1,2メートルの高さから26方向で落下させる試験をクリアしていますので、多少乱暴に扱っても故障しにくく安心です。
本体画面もアクリルを使用しているので、ガラスのように割れることがほとんどありません。
発着信・送受信制限
mamorino5では電話の発信と着信、メッセージの送信と受信に制限をかけられるため、連絡を取れる相手を大人が選ぶことが出来ます。
アドレス帳に登録した相手と連絡が取れる仕様になっているのですが、アドレス帳への登録、編集機能にも制限をかけることが可能です。
誰と連絡を取れるようにするかを大人がしっかり確認できるため、安心して子どもにキッズケータイを持たせることができます。
au災害対策
mamorino5には、auの災害関連サービスをまとめて操作できる災害対策アプリが入っています。
災害対策アプリに搭載されている機能は下記の通りです。
災害対策アプリの機能
- 災害用伝言板
- 緊急速報メール
- 災害用音声お届けサービス
- 災害関連情報
大規模災害が発生した時に、迅速な避難や安否確認を支援するサービスがひとつのアプリにまとまっていますので、いざという時にも安心です。
月額料金も無料、申し込み不要で利用できます。
安心ナビ(有料)
安心ナビは、子育てをサポートする多彩な機能が搭載されたサポートサービスです。
居場所がすぐに確認できる「いますぐサーチ」や、指定したエリアや時間になると居場所を自動で通知してくれる機能などが搭載されています。
子どもが自分から居場所を通知することもできるので、お迎えや迷子になったときにも役立つでしょう。
保護者が月額330円を払えば、複数のキッズケータイでアプリを利用できるため子どもが複数いる場合も同じ負担で済みます。
また、2023年10月現在、初月が無料になっているのでおためしでの利用が可能です。
ココセコム
ココセコムとは、警備会社のセコムと連携した安全機能のことです。
Mamorino5の「緊急連絡先に発信」を「ココセコム」に設定しておけば、防犯ブザーが鳴らされると同時に自動的にココセコムオペレーションセンターに通報されます。
そして、mamorino5に即座に連絡を行い、状況確認の後で必要に応じて指定された連絡先に連絡してくれます。
さらに、保護者から要請すればセコムの緊急対処員が子どものところに急行する、という現場急行サービスも利用可能です。
月額料金 | 0円 |
---|---|
セコムかけつけ料金 | 一回5,500円 |
位置情報提供 | 一回220円 |
上記のように、月額料金は必要ありません。
とりあえず設定しておけば、いざという時にかけつけてくれます。
故障紛失サポート
故障紛失サポートは故障、紛失、盗難など、トラブルの際にサポートが受けられる有料会員サービスで、キッズケータイもauの故障紛失サポートに申し込むことが出来ます。
故障紛失サポートでは、代替機の迅速な発送や紛失した端末の位置検索サポートもしてくれます。
有料サービスにはなりますが、お子さんの携帯の取り扱いが心配な方には安心できるサービスです。
ジュニア携帯プランNの料金
ジュニアケータイプランNの料金システムはとてもシンプルで、基本月額料金は737円(税込)です。
月額基本料金 | 737円 |
---|---|
割引適用時月額料金 | 550円 |
支払いをauPAYカードにしたり2年契約割が適用されると、月額料金は550円になります。
ただし、2年契約Nは2022年3月で受付が終了しています。
通話料金はauを利用している家族間では通話無料で、家族以外の人と電話する場合はauでも他社でも30秒ごとに22円かかります。
メッセージに関しても通話と同様に、auを利用している家族間では無料です。
家族以外の人とはauでも他社でも1通ごとに3.3円かかりますが、受信は何通でも料金はかかりません。
2年契約Nはサービス終了
上記でも記載した通り、2年契約Nはサービスを終了してしまっています。
従って、ジュニアケータイプランの割引を適用させるには、auPAYカードでの支払いを選択するしかありません。
2年契約Nでは2年間という契約期間を事前に決めることで、月額料金が常時187円値引きされるキャンペーンでした。
3月末で2年契約Nが終了した代わりに、今はau PAY カードお支払い割キャンペーンの対象となっています。
au PAY カードお支払い割キャンペーンの割引額は、2年契約Nと同様の187円です。
割引を適用させたい場合は、auPAYカードでの支払いを検討しましょう。
auキッズケータイの契約時に必要なもの
キッズケータイは、使用者が子どもだとしても契約者は保護者になります。
そのため、契約時には保護者の身分証明書など下記の書類が必要です。
契約時に必要な持ち物
- 保護者の身分証
- クレジットカードまたはキャッシュカード
- 保護者の印鑑
- 親権者同意書またはフィルタリングサービス申出書
- 保護者の本人確認書類
- 支払いに利用するクレジットカードまたはキャッシュカード
契約時に書類を忘れてしまわないように、しっかりチェックしておきましょう。
auのキッズケータイの申し込み方法
auのキッズケータイの申し込みは、現在auショップでのみ可能です。
上記で解説した必要書類を持参の上、申し込み手続きを行ってください。申し込み手続きは以下の手順で進みます。
キッズケータイを申し込む方法
- 該当店舗の来店予約をする
- 必要な持ち物をそろえる
- 予約日時にauショップへ向かう
- ショップスタッフの案内に従って申し込みをする
契約を申請する申出書は、auの公式サイトからダウンロードすることも可能です。
もちろん店舗で直接記入することも可能ですが、記入して持っていくとスムーズに手続きできます。
なお、土日祝日はショップが混み合うことが多いため、事前に来店予約しておくことをおすすめします。
auのキッズケータイを利用する時の注意点
auキッズケータイの利用方法は簡単ですが、利用する際の注意点もあります。
思ったように使えなかったとならないように、事前に注意点をチェックした上で契約しましょう。
子どもに渡す前に必要な準備をしておく
キッズケータイを利用するのは子どもですが、設定は保護者が行います。
そのため、子どもに渡す前に必要な準備をしておかないと使いたい機能が使えなかったり、いざと言うときに目的の動作がしなかったりと、トラブルが起こるかもしれません。
以下では、あらかじめ行っておきたい準備をまとめました。
連絡先を登録する
mamorino5では、連絡先に登録した相手としか通話やメッセージができません。
そのため、あらかじめ電話やメッセージをしたい相手を連絡先に登録しておく必要があります。
保護者や家族、実家、親戚、習い事など、登録漏れがないように注意してください。
また、同じ名前や電話番号は重複して登録することが出来ないため、自宅の番号や両親の番号を登録する際に気をつけてください。
設定方法は非常に簡単で、ホーム画面の保護者メニューから行うことが出来ます。
また、子どもが勝手に変更できないよう、保護者メニューにはパスワードがかかるようになっています。
安心設定を行う
保護者メニューから安心設定を行うことが出来ます。
ここでは、以下の項目が設定可能です。
安心設定の項目
- 防犯ブザーの設定
- ココセコムの設定
- 居場所確認の設定
- 緊急速報メール
安心設定のなかにある「連絡先設定」から緊急連絡先を登録すると、その連絡先へ防犯ブザーの通知が届くようになります。
ココセコムを申し込みたい場合も「安心設定」から設定してください。
また、保護者メニューの「居場所確認の設定」から送信者を設定できます。
その場合、GPSをオンにしないと利用できないため、居場所確認の設定の「GPS」がオンになっていることを確認してください。
緊急速報メールを受信できるようにしておくと地震などの災害時に安心ですので、保護者メニューの「緊急速報メール」から受信設定をオンにしましょう。
保護者設定を行う
保護者メニューで保護者の連絡先を緊急連絡先に設定すると、緊急時に設定したスマホへ通知が届きます。
いざ、という時のためにも、緊急連絡先を登録しておきましょう。
また、防犯ブザー動作時などに自動で電話を発信したり、メッセージを送信することができるようになります。
緊急連絡先に設定できるのは、連絡先をリストに登録している場合です。
緊急連絡先の変更にはパスワードが必要なため、子どもが勝手に変えないように設定できます。
パスワードがまだ設定できていなかったら、保護者設定のパスワード管理から事前にパスワードを登録してください。
通知設定を行う
居場所などを通知可能なキッズケータイですが、mamorino5は充電が切れる瞬間に緊急連絡先にメッセージを送ることが出来ます。
また、電池残量が少なくなったときにも、登録した緊急連絡先にメッセージでお知らせするように設定可能です。
子どもが充電を忘れた場合でも、なにが起こっているか把握できるようになるので、保護者メニューの「通知設定」から設定しておきましょう。
保護者がauユーザーでないと使えない機能がある
auのキッズケータイは、保護者が他キャリアユーザーでも契約が可能です。
ただし、保護者が他キャリアユーザーの場合は下記のようなデメリットがあります。
保護者が他キャリアだとできないこと
- 家族間通話が無料にならない
- 子どもの位置情報を把握する「安心ナビ」が利用できない
キッズケータイは、メインの利用目的として家族間での通話や子どもの居場所の把握になるかと思います。
そのため、契約者である保護者がau以外のキャリアだった場合は、余計なコストがかかったり必要な機能が使えなかったりする場合があります。
auでキッズケータイを契約する時は、保護者がauユーザーである方がより使い勝手がよいと言えます。
小学生以下でないと申し込みできない
auのキッズケータイのプランは、小学生以下が対象です。
つまり、利用者が中学生以上の場合はキッズケータイを利用できません。
もし中学生以上で携帯を持たせたい場合は、一般的なスマートフォンを契約することになります。
mamorino5はオンラインショップでの販売がない
最近はオンラインショップでスマホの契約が出来ることが多いですが、キッズケータイの場合オンラインショップでは販売していません。
そのため、申し込む際はauショップへ直接行き、手続きを進める必要があります。
手続きに必要なものや手順はこの記事の上部にまとめているため、参考にしてください。
auのキッズケータイに関するよくある質問
mamorino6はいつ発売される?
mamorino5が販売されたのは2019年であるため、そろそろ新しい機種が販売される可能性があります。
しかし、auから正式発表がされていないため、いつ発売されるかはわかっていません。
参考に、過去のmamorinoシリーズの発売日をまとめました。
mamorinoシリーズ | 発売日 |
---|---|
mamorino 5 | 2019年2月22日 |
mamorino 4 | 2018年2月2日 |
mamorino 3 | 2013年1月11日 |
mamorino4,5は1年で販売されていますが、mamorino4はmamorino3の5年後に販売されており、販売時期はバラバラです。
ただ、前回のmamorino5が出てから3年以上経っており、そろそろ新しい機種が販売されるかもしれません。
ただ、いつ発売されるかわからない新機種を待つよりもお子さんの安心の方が大切ですので、新機種の発売はあまり気にしなくていいでしょう。
キッズケータイの契約内容・料金確認方法は?
auのキッズケータイの利用料金は、保護者の「My au」から確認できます。
My auはウェブブラウザのほか、My auアプリから保護者のアカウントでログインすることで確認が可能です。
契約内容確認方法
- My auにログインする
- ご利用料金・ポイントを開く
- 「料金内訳」を確認する
料金確認方法
- My auにログインする
- ご契約内容を開く
- ご契約情報を確認する
請求書や登録名など、キッズケータイの契約情報が確認できます。
まとめ
auのキッズケータイについて、子どもに便利な機能や契約方法、利用時の注意点も解説しました。
キッズケータイは価格もリーズナブルながら、メッセージや通話はもちろん、居場所通知機能や防犯ブザー機能など、子どもに持たせたい機能がたくさん入っています。
機能を活用するためにも、必要な設定などの事前に確認しておきましょう。
auのキッズケータイがあればお子さんが外出時でも安心できるようになりますので、小学生がいる家庭ではauのキッズケータイ導入を是非検討してみてください。
コメント